詳しいレース内容は、下記サイトをご覧下さい。
・2008F1GP第10戦ドイツGP--決勝序盤
・2008F1GP第10戦ドイツGP--決勝中盤
・2008F1GP第10戦ドイツGP--決勝終盤
今回も大きなクラッシュが起きてしまいました。
35周目、ハミルトンの実況をしているところに、「ティモがクラッシュです!」という声が突然飛び込んで来る。
それと同時に、画面はティモのクラッシュシーンへ。
相当な衝撃があっただろう、マシンはモノコックの前後がほとんど大破している状態。
繰り返される映像で、右リア辺りの部品が折れたか何かでコントロールを失い、マシン後方からピット前のコンクリートウォールに激突している事がわかる。
その後ティモはなかなかマシンから降りなかったようだが、CMが明けて、マシンを自力で降りるティモの映像が映し出される。
しかしティモは、後方からの強い衝撃の為か、歩きながら腰の辺りを手で抑えている。
マーシャルが簡易チェアを持って来て座らせるが、この一連のマーシャルによる対応が問題視され、TOYOTAとFIAとで話し合いの場が持たれる事になった。
大きなクラッシュ時のドライバーの救出は、体を動かさない方が良いのでシートごと救出するのが好ましい。
このクラッシュによりセーフティーカーが入り、レース展開が大きく変わる。
ウェーバーがマシン後方から白煙を上げながら走り続け、40周目でようやくマシンをコース脇に止め、その後セーフティーカーがピットへ入りレース再開。
この時点での順位は、1位ハミルトン、2位ハイドフェルド、3位ピケ。
これまで不調だったピケが、3位を走ってます!
しかもこの3人は2回目のタイヤ交換を行っていません。
もしもピケだけ1ピットストップ作戦だったら、優勝してしまうかも!?
そんな予想が的中し、54周目にピケがトップに立つ。
でもレースは残り12周有る。
果たしてトップを守りきれるのか!?
後ろから猛追して来るハミルトン。
マッサとピケをコースの外へ押し出すようにして強引に抜き去り、ハミルトンがトップに立ってしまった。
結果は、ハミルトンが優勝、2位ピケ、3位マッサでした。
レース後のコメントでピケは、「ハミルトンの方がかなり速かったので、無駄な争いをしてマッサにまで抜かれてしまう事を避けた。」と言っています。
デビューイヤーでそこまで考えられるなんて凄いですね。
アロンソよりも先に表彰台へ上ったピケ。
今後の活躍に期待したいと思います。
さて次戦は、第11戦 ハンガリーGPです。
地上波での放送予定は、
予選:8/2(土)25:35-26:25
決勝:8/3(日)23:50-25:30
となっております。